ドワーフの地下帝国再び
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「金がない」 死んだ仲間を生き返らせてもらおうと、聖カスパート神殿へと向かった一行の前には、いやな現実が待ち構えていた。 蘇生費用が足りないのである。 全員の所持金を集めても足りず、仕方なく一行は装備の一部も売り払うことにした。 何とか蘇生費用を捻出し、仲間は生き返えり、さらに別の仲間をパーティーに加えた一行は、不審火で燃えるハイローニアス神殿の近くで一人の少女に出会う。 彼女はハイローニアス神の使いで、ナイスガイを持つ者を探していたのだと言う。 例の洞窟の奥深くにある、ドワーフの地下帝国。 その帝国に眠る力を悪用しようとする輩が居る。 その輩はヘクストアの信者であり、悪の死者である。 奴らをを倒し野望を打ち砕くだき、愚かなヘクストア信者どもにハイローニアス様の偉大さを教え込んでやるのだ! と、一行に迫る少女。 状況がいまいち飲み込めない一行は、不得要領ながらもう一度洞窟を向かうことにした。 前回よりも慎重になった一行は、洞窟の入り口で見張りをしているらしきオーガを倒し、今度は大過なく洞窟内部へと進入することに成功した。 しかし、洞窟の内部は以前一行が来たときと様変わりしていた。 一行の進む通路は岩肌をくりぬいた壁の途中に突き出ており、そのまま地面へと下り坂が続いている。 そして、その先には大きな砦がそびえ立っていた。 あの謎の信者達のいた部屋や洞窟の内部、そしてドワーフの集落などはいったいどこへ・・・。 そもそもこれはあの洞窟なのだろうか? そんな疑問を持ちながらも一行は、坂道を下り、砦の正門へと近づく。 正門を守るゴブリンを焼けた油を被ったりしながらも撃破した一行は、砦の内部へと足を踏み入れる。 砦内部に進入した一行は、とりあえず部屋を一つ一つ調べて回ることにした。 部屋の数は多く、中にはモンスター達も居る。 片っ端から撃破していた一行だが、ついには魔法も尽き果て、このまま進むことは困難になった。 ここは一旦帰って出直すしかないだろう・・・。 敵の強大さを感じながら、一行はコーカサスへと戻っていった。 |